「NPO法人山ノ上やまびこ」は、介護保険制度の始まる前年に創業し、昨年、創立20周年を迎えることが出来ました。有難うございます。
私共が介護サービスを提供することになったのは、ある一人の認知症(その当時は、痴呆症)の方をお世話するようになったことからです。その当時は、まだ痴呆症、呆けた人などと呼ばれ、認知症があるということで、中々サービス等を受け入れて頂くことが、難しいこともありました。
介護保険制度の始まる前、理事長が認知症の方と一緒に住み込んで関わったことが始まりです。
だから私どもは、認知症の方をターゲットに支援をし、その時から現在に至ります。運営していると、事業所で亡くなられた方もいますが、だいたい、その方の人生の5%位の支援になりますが、生きて来た人生、生き様が、最期に現れると感じている所です。
人間は、この世に生まれ、学童期、青年期、壮年期、老年期そして「死」へと向かって生きています。介護に関わるのは、晩年になりますが、人生の最期に関われるとても尊い仕事だと思っています。
今年は、コロナウイルスの蔓延で、外出の自粛など、生活様式が一変したと思います。
このことで今後の働き方などが、大きく変わった機会でもあります。介護の仕事は、人でなければならない仕事であり、専門性、創造性が必要で、コミュニケーションがとても大事でありますし、現状、ロボット等がそれに取り替わることも難しいと考えます。
今後、超高齢社会が続く中で、ますます必要になってくる仕事であり、ぜひ、「やまびこ」で、認知症、介護のことなどを学び、自分の人生や老後のことなどを、考えてみませんか?